彩生舎は近年、SDGs(Sustainable Development Goals)の実現に向けた取り組みを促進しています。SDGsは2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標」。2030年を期限とした17の世界共通の目標を掲げ、貧困・飢餓・暴力などを撲滅し、地球環境を壊すことなく持続可能な形で経済を発展させ、人権が守られる世界を実現することを目指すものです。
今回は、「NPO法人キープ・ママ・スマイリングへの活動支援」をご紹介します。
NPO法人キープ・ママ・スマイリングの取り組み
NPO法人キープ・ママ・スマイリングは、入院中の子どもに付き添うご家族が笑顔で子どもと向き合える社会を目指して活動をされている団体です。2014年に設立され、今日まで入院中の子どもに付き添う家族に向けた食事サポートや、入院生活で重宝する食料品・日用品を詰め合わせた「付き添い生活応援パック」の提供などを行っていらっしゃいます。
NPO法人キープ・ママ・スマイリング WEBサイトはこちら>
入院中の子どもに付き添うママの過酷な現状
子どもの入院は、本人はもちろんその家族の生活にも多大な影響を与えます。病院に寝泊まりをして子どもの療養生活を支える付き添い人が必要になるうえ、子どもの兄弟の世話、家事・仕事の調整など、これまでの生活をすべて見直さなくてはならない状況になります。
NPO法人キープ・ママ・スマイリングと聖路加国際大学大学院看護学研究科の小林京子教授が2019年12月~2020年2月に共同で行った「子どもの入院を経験した家族(母親・父親など)1,054名への実態調査」では、付き添いを担当したのは93.9%が母親でした。そして病児の年齢は6歳以下が約70%を占めていました。
調査では、付き添い経験者の過酷さが伺える回答が多く見られました。「食事バランスの乱れ」は8割以上、「睡眠不足」は9割以上、そして「体調不良」は半数以上の方が実感していたという回答でした。
つまり、たくさんのママたちがまだまだ手がかかる小さな子どもの入院の付き添いを引き受け、自分の食事や睡眠・健康管理は二の次になってしまうような状況に置かれているのです。
NPO法人キープ・ママ・スマイリングを通じて
入院に付き添うママや家族を応援
彩生舎は、NPO法人キープ・ママ・スマイリングが入院児の付き添い人に無料で提供している食料品や日用品を詰め合わせた「付き添い生活応援パック」の1アイテムとして、ハイパープランツのマスク用除菌アロマスプレーを寄付しました。
マスクの着用が必須となる病院内で役立つことはもちろん、5種類のオーガニックエッセンシャルオイルを配合した心地よい香りが、病院生活での疲れた心に癒しとリフレッシュをもたらしてくれると考えての選択です。
「付き添い生活応援パック」を受け取った方々から、以下のような嬉しいお言葉もいただきました。
・食品や生活用品だけでなくすぐに使えるリフレッシュできるもの(美容マスクやアロマスプレー)が含まれていて気持ちが明るくなりました。
・アロマ系スプレーもフゥと癒される瞬間がいただけて嬉しいです。
・柔軟剤、アロママスクスプレー、良い香りのアルコール除菌ハンドジェルが嬉しかったです。毎日使うものが少し可愛かったり良い香りになると気持ちが上向きになります。
キープ・ママ・スマイリングサイトでも弊社代表取締役の西村孝実のメッセージと共に活動をご紹介いただいています。
株式会社彩生舎様よりマスク用除菌アロマスプレーをご寄付いただきました>
彩生舎では、今後も定期的に在庫が過剰になった製品・使用期限が近い製品などを積極的にNPO法人キープ・ママ・スマイリングに寄付することで、入院生活をおくる子どもとその家族を応援し、製品を無駄にすることなく「つくる責任」を果たし、SDGsの実現に貢献していきたいと考えています。